フラグ乱立…危険

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……が、何だろう? さっきから見られてる気がする。 すごい目が合う気がする。 困惑していると、会長が代表挨拶をする為前に出た。 「今年も会長を務める当麻だ。 …俺が会長をしている限り、余計な事で俺の手を煩わせる事は 許さない。」 な、なんだコイツ。 どんな俺様だよ。声援送ってる奴らはこいつの何が良いんだ? 下界じゃ間違いなくボッチフラグ立ってるよw 愕然としていると会長が続けた。 「特に今年から外部生が入っているが、皆自分の立場を認識して 行動することだ。 何を企んでいるのか知らんが、毛色の変わった者もいるようだしな。 決して我が校の品位を落とすことが無いよう肝に銘じてもらおう。」 そう言うと確実に会長が俺を見た。 というより、あれは睨んでいたと言った方がいい。 「なあ、あれって俺の事睨んでる? 気のせい?」 「いや、気のせいじゃないだろうな。」 須藤は神妙な顔で頷いた。
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