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芳樹は朦朧とした意識の中で考えていた。
生徒会役員達の話しは全て聞こえている、…とにかく腹が立つ!
人の事を好き勝手して挙句に人を従わせるのが当たり前だと思っている人間
独特な振る舞いに芳樹の堪忍袋の緒は限界を迎えている。
少しずつ冴えてきた頭を振って一言言ってやろうと上を向いたその時
顔に影が差した…
「えっ…?んっ」
ぎゃーーーーーーー!!!
これは、これはもしかしてチッスをされている!?
更に抗議しようと口を開けると…
ナマコが!ナマコが入ってきた!!
パニックに陥った芳樹が思わぬように動かぬ体で
何とか抵抗しようともがいていると入口がバアン!と音をたて勢いよく開いた。
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