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「もしかして…男?」
「そうだけど?…確かめてみる?」
原先生は変態につかまれてない方の腕を取ると、そのまま覆いかぶさるように顔を近づけてきた。
あ、やっぱ男だわ 俺より背が高い女なんて嫌だもん。
俺も平均的なんだけどな。172cmはあるんだ、低くはない!
うわー!無駄な色気ふりまいて近づくなよ!
「けっこーですー!!」
俺は慌てて手を振りほどき距離を取った。(変態にも捕まれてるから、そんなに離れられてないけどね…てか離せよ!)
はあぁ、男ってだけで何もかも残念だわ。
「ん?てことは、この変態も教師?」
「あ゛?誰が変態だと!」
いやっ、だから恐いっつーの!
「いやっ、じゃあ何で半裸なんすか!教師とは思えないでしょ!」
「あ?知りてーか?何なら教えてやるけど?」
変態は そう言うと二の腕を鷲掴んだまま鼻先が触れるほど顔を覗き込んできた。
だから近けーな、ここの教師、初対面に距離近くね?
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