291人が本棚に入れています
本棚に追加
/1324ページ
紅蓮
「…せぇな。」
通り魔
「アァ?何か言ったか?」
紅蓮
「ごちゃごちゃうるせぇな!!」
僕は通り魔を殴り掛かる。
通り魔は毒の妖刀で僕の拳を防ぐが、僕は毒の妖刀を拳で砕いた。
通り魔
「なっ!?ば、バカな!?妖刀を素手で砕きやがっただと!?」
僕は血を吐きながら通り魔に蹴りを入れる。
通り魔
「グバッ!?」
通り魔は吹っ飛ぶ。
毒の所為か頭がクラクラするし、ガンガンする。
右肩から大量の血が止まらなくて貧血になっていく。
だけど…
ここで死ぬワケにはいかない。
まだ敵を倒してない。
今、ここで僕が倒れ、死んだら確実に姉さんは狙われる。
だから死ぬワケにはいかない。
僕は死に物狂いで拳を構える。
通り魔
「バカな!?通常の人間なら即死する猛毒だぞ!!それを耐えて俺に攻撃してきただと!?!?しかも拳で妖刀を破壊しただと!?!?貴様一体何者だ!?!?」
紅蓮
「僕が何者かなんてどうでもいい。」
僕は通り魔に殴り掛かる。
通り魔は僕の拳を躱すが僕はシャーペン投げ付ける。
そしてそのシャーペンは通り魔の腹に刺さる。
通り魔
「グッ!?なかなかやるな。だが興が醒めた。また別の機会に戦おう。」
通り魔は姿を消して去っていった。
気配はもう感じない。
どうやら通り魔は去ったようだな。
あぁ、もうダメ、限界だ。
僕は力尽き倒れて意識を手放した。
最初のコメントを投稿しよう!