2章 ひな鳥
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それは、隣の中年男性のタブレット端末から流れるテレビの音だった。 その音声を聞きながら私たちは、今置かれている立場に、強制的に理解させられるのだった。それからは何度も何度も余震が襲いかかってきた。街灯や証明、飾り物に窓ガラスやコンクリートの割れた壁面の欠片が・・・まるでゴジラが、私たちをこの場所から逃がさないかのように、動き回っているかのように続いた。
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