1章 姫将

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今一瞬の記憶を消したいと思うほどの後悔であった。 世界各国からコスプレイヤーたちが集うほどのお祭り、世界コスプレサミット・コスプレパレードが、夏に行われているくらいなのだ。なので、こんなことが日常茶飯事と認識してきたのに・・・。ニュースやネットやSMSなどでの予習をしてきたのに、まさか初めての大須で女装男性に出くわすとは・・・ちゃんとメイクもしている男性2人組。しかも、わかりやすいことにその2人の後ろはだれも歩こうとはしていなかった。まさかと、気づくのが遅れた私だった。そして、避けて階段を上がるルールを学習した私であった。
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