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僕はそう思い、遠くから彼女を見張ったのですが、しばらくすると、4組の生徒は皆、帰ってしまったのか、廊下には彼女と僕だけになりました。
今がチャンスだ!
そう思って、僕は彼女の前に行き、ラブレターを差し出して、声をかけました。
「あの……これ、読んでください!」
すると彼女は、目を見開き、口に手を当てて、僕を見つめます。
「……私……に?」
「はい……廊下ですれ違ううちに、君の事を、好きになりました」
僕は、自分でも意外なほど素直な告白が出来た、と思いました。
でも、彼女は、
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