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「練習しすぎて食べるの忘れてたの、あげる!」  ぽーいって放り投げられたご飯は私の足元に落ちた。 「取替えっこねー、私もこの胡桃お守りに頑張るから、カラスさんもそれ食べて頑張るんだ!」  ばいばーいって手を振って駆け出した子供。  不思議な子供。  足元に落ちたご飯をしっかり食べて、もう一度くるみを探しに行くことにした。  私も頑張って黒子姉さんみたいになるんだもんね。  不思議な人間の子供のお陰で、折れそうだった心を踏ん張って、今日も練習している。  今度こそっ!  今日も空から胡桃をぽーいと落とした。
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