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――わっ。
わわわわわっ！
驚き過ぎて目をシワシワになるまでぎゅっと瞑る。
変に力がこもって、私の両手はしっかりとグーになってしまった。
離されたかと思うとまた頭を引き寄せられ、何回か角度を変えられながらもキスは続く。
ど、……どうしよう。
こんなキスしたことない。
いつも1回触れるだけだったから、1回中何回もするなんて、こんな……。
頭の中ではパニックに陥った自分が右往左往している。
でも一方では、力んでいた体が何故かゆっくりほどけていく感じがして、緊張よりも心地良さが勝ってき出した。
フワフワして、ユラユラして、ここは図書室だというのに、まるで温水の中に浸って漂っているかのように。
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