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未だ抵抗しようとする意思からか、脚を閉じようとする春。
…させないよ。
春の片脚をソファーの背もたれに掛け、片脚の膝裏を押える。
「…あっあっ…やっ!」
それでも閉じようとするから、春の腰が浮くように、脚を前に倒す。
春のモノの裏筋を舌先で、下から上に舐め上げながら、腰を浮かせたことに寄って露わになった蕾に、指を2本挿入し、中を掻き混ぜる。
「あっあっ…あぁんっ!…んんっ!…あっ…」
最初こそ、時間をかけて前戯して、じっくり解さなければいけなかった春の中も……
俺と何度もセックスして、指を2本なんて簡単に飲み込むようになった。
痛みで上げる声ではなく、快感から上がる色声。
春の身体を変えたのは、俺だ。
「…ひ、…ろとぉ…もう、欲しいっ!挿れてっ!」
指を締め付け、春の中の熱さを俺ので感じたい。
焦らすことも、俺の方がままならない。
「俺も…春翔が欲しい」
ソファーから立ち上がり、身に付けていた服を脱ぎ捨て、全裸になる。
春の視線が、一箇所に集中する。
赤い顔してる癖に、欲情に濡れる目が、エロくて堪らない。
「物欲しそうな顔してる」
「…だって、欲しいから…」
恥じらう春も可愛いけど、快楽に従順な春も、もっと可愛い。
「…よっ、と」
春を横抱きに抱え上げ、浴室へ向かう。
「ど、どこ行くのっ!?」
「…んー?露天風呂…」
増築したこの家の並びに別館があり、浴室から直ぐに別館用の露天風呂に行くことが出来る。
その設計をしたのが父さんだと思うと、頭が下がる。
本人は遊び心のつもりかもしれないけどね。
「えっ!?露天風呂っ!?…そ、外でするの?」
「初夜らしく、志向を変えてみようかと」
初夜らしくは、ないだろうな…ただ、俺がしてみたいだけってのは、口に出さない。
「…だ、れかに…見られちゃうかも…」
不安そうな春に
「大丈夫だよ、暗いんだし」
不安も羞恥も、考えられなくさせてあげるよ。
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