1 私の苦労は耐えない

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「最近さ、俺 ストーカーされてるみたいで… 襲われたりしたら怖いから。実優がついてれば大丈夫でしょ」 ん?私がボディーガードをしろと? そう軽く遠回しに言ってるよね?一樹は いやいや、ただでさえ幼馴染みだけってだけで周りの女子からは好かれてないのに ここで一緒に登校なんかしちゃった日には私は、もう明るいスクールライフがおくれなくなっちゃうじゃん ダメダメ絶対 「悪いけど無理。私の人生がかかってるから」 「は?人生?意味分かんねぇ。じゃあ実優はアレだ。俺が襲われてもいいってこと? 何かあっても心配すらしてくれないってこと?あー、冷たいなぁ~~実優は」 おいおい 何で、そうなる? まるで私が、悪いような言い方じゃないのよ 「こういうことは、警察に相談か親に相談したら?」 私の言葉に冷めた目付きで一樹は睨む 「俺は実優に、相談したいから言ってるのに…… もう、いいよ。実優のバカ」 だから、何で私が怒られなきゃいけないのよ… 私は極力、一樹と一緒にいるのを見られたくなくて断ってるのに…… バカって…… 酷いよ
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