1 私の苦労は耐えない

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---- あれから一樹は怒ったまま家に帰っていった 一人、部屋で考える私 もう、何で一樹に振り回されっぱなしなんだろう まあ、あれでも幼馴染みだし… ストーカーの、件も気になる 一応、心配してるんだけどな…… でも、一緒に登校は………… △ △ △ △ △ 翌朝、私は早起きをして一樹の家に向かった。 なぜなら、仕方なく一樹と一緒に登校してあげるため 一晩、考えて決めた結果だ 「おはよう一樹」 家から出てきた一樹の前にヒョコッと私は顔を出す 少し驚いていたが、すぐに元の憎たらしい一樹に戻る 「ふーん。来たんだ」 「そう、来てあげたの」 ふん!来てあげたんだから感謝しなさいよね 上から目線で、フフンと鼻をならすと 一樹は突然、私の肩を引き寄せる 「ちょっと何!?」 そして一樹は耳元で囁いた 「いいから、このまま俺の腕を組め」 へ? 何?腕を組め? ちょっとご冗談を! 一緒に登校するとは決めたけど、腕を組むなんて決めてないし 腕を組んだまま登校しちゃったら、私…… 女子全員、敵にまわしちゃうし!
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