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週明けの月曜日
実優は、あの日曜日… 帰宅してから、なぜか態度がおかしかった
俺が嫌みを言っても、どこか上の空で…
いつも甘いものとか、俺がいる前でバクバク食ってるのに、目の前の お菓子を食べようとしない。
溜め息もつきはじめる始末
月野に何か言われたのか?
まさか告白とかじゃ……
俺はモヤモヤする気持ちを抱いて登校した
すると、教室に入るなり亜果利が血相変えて俺に話しかけてくる
「ちょっと!実優、なんか変なんだけど… 何話し掛けてもな、何もこたえてくれない…。ねぇ、アンタ幼馴染みなんだから、何か知ってるんじゃないの?」
朝からペチャクチャ騒がしい女だな…
俺だって知ってたら悩んでねぇよ
「俺も実優に聞いても何も答えてくれないんだよね」
「そうなんだ… 実優 どうしたんだろ…」
窓際の席に視線を向けると頬杖をつきながら何か考えている実優が、うつる
その後ろには まだ月野は来ていない
亜果利と一緒に実優の席に行った俺はいつも通り話しかけた
「なに、不細工な顔してんの?何か考え事?」
しかし実優は俺の問いに何も答えない
聞こえてるはずなのに、なんで無視すんだよ
「ねえ、実優?何かあったの?今日、なんか変だよ?」
亜果利の問いにすら答えようとせず窓の外ばかり眺めている
窓の外に誰かいんのか?
俺は、実優の頭上から窓の外を確認した
すると、、 校門前で アイツ …… 月野が友達と楽しそうに談笑しているのが見えた
実優は、月野を見ていたのか…
だから話し掛けられても気づかなかったわけだ
にしたって、すげぇ集中力
そんなに、月野が好きなのかよ
俺は月野から視線を外すと実優の頭上から覗いていた頭をどかそうとした、その瞬間
突然、立ち上がった実優によって 俺の顎は頭突きという、形で致命傷をおってしまったのだ。
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