4 揺れる心…

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「本当のこと教えてくれないかな?僕、こう見えて実は気が短いんだけど… 僕に嫌われたくないよね?」 俺は満面の笑みを浮かべた。 一瞬、身震いする相沢 青ざめた表情で正直に答えてくれた って、正直に聞いた時点で俺は、嫌われる嫌われないの問題ではなく その時点で相沢に殺意を抱くくらい 大嫌いな奴だけどね。 体育倉庫か… -------- 怖いよー。暗いよー。 さっきから叫んでるのに誰も気付いてくれない… 仕方ないか。もう使用されてない ただの要らない物を放りこんであるだけの倉庫だもんね…… 誰も通らないし、誰も来てくれない こういうときに携帯さえあればな…… そして、しゃがみこんだ私は なにもかも嫌になって埃だらけのマットに仰向けになる。 どこか小さい 窓でもあれば…そこから…… そう思いながら、私は180度クルッと見渡してみた 窓なんかあるわけ………… いや、あったかも! 物に埋もれて分からなかったけど、微かに光が漏れている場所が見える 少し高い位置にあるけど、壊れた跳び箱をりようすれば何とか届くかも 無理すれば外にも思いっきり叫べる で、助かる! よし!! 私は起き上がり埃まみれになりながら一つ一つ物をどかせていった そして、小さな窓が姿を表す。 跳び箱を設置し、マットを重ねて一番、上にゆっくりと登った 下は見ちゃダメ… 実は私は高所恐怖症…… 下なんか見たら目がまわってしまう事、間違いなし
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