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「肩、揉んで」
ポテチを食べながら偉そうに一樹は命令する
「やだ」
私はポテチをもらってないのに何で、食べる姿を見ながら肩を揉まなきゃならないのか…
非常に理解に苦しむ
「あっそ。なら、実優が小学校3年生の時まで、オネショしてたことクラスに言いふらしちゃおうかな」
はっ!?
ちょっと、それだけは!
「いや、やめようよ。そういうのは、良くないよ?ね?」
「じゃあ、肩揉んで」
「はい。分かりました…」
くそ…… 何で簡単に言うこと聞いちゃってるんだろ
肩を揉みながら落胆する私
それを何食わぬ顔で「もっと強く」「もっと優しく」と指示をする
あー、やってらんない。
なぁなぁで、揉みつづける事 15分……
いきなり、一樹は私の手を振りほどいた
そして一言
「はぁ、ヘタクソ。もういいわ」
と溜め息混じりに毒をはく。
いや、ヘタクソって言うわりには15分も堪能してたの一樹でしょ
全く…… 意味わかんない
一樹の行動に私は困り果てていた。
そんな私を嘲笑うように、また注文が入る
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