1 私の苦労は耐えない

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「肩、揉んで」 ポテチを食べながら偉そうに一樹は命令する 「やだ」 私はポテチをもらってないのに何で、食べる姿を見ながら肩を揉まなきゃならないのか… 非常に理解に苦しむ 「あっそ。なら、実優が小学校3年生の時まで、オネショしてたことクラスに言いふらしちゃおうかな」 はっ!? ちょっと、それだけは! 「いや、やめようよ。そういうのは、良くないよ?ね?」 「じゃあ、肩揉んで」 「はい。分かりました…」 くそ…… 何で簡単に言うこと聞いちゃってるんだろ 肩を揉みながら落胆する私 それを何食わぬ顔で「もっと強く」「もっと優しく」と指示をする あー、やってらんない。 なぁなぁで、揉みつづける事 15分…… いきなり、一樹は私の手を振りほどいた そして一言 「はぁ、ヘタクソ。もういいわ」 と溜め息混じりに毒をはく。 いや、ヘタクソって言うわりには15分も堪能してたの一樹でしょ 全く…… 意味わかんない 一樹の行動に私は困り果てていた。 そんな私を嘲笑うように、また注文が入る
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