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「いつもの毒舌なきみじゃないと気味悪いよ」
思いっきり嫌そうな顔をした彼が言う。
“ブチッ”
僕の中の何かが切れた音がした。
……訂正。やっぱりこの人は僕がすこーしだけ鍛えておかなければならないみたいだ。
優しくすることなんて、当分の間は来ないだろう。
数日後、
「なんか君、あの日以来、何だか意地悪になった気がする…」
と、言っていた気がした。
そして彼が実はドМだと判明したのは、ずっと、後のお話。
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