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にわかに
後方から女の子たちの話し声が聞こえてきた。
我に返り、反射的に竹林の中に走り身を潜める。
何故隠れたのか?
『罪悪感』でいっぱいだったから。
オトコノコタチハウレシソウニ
ジョリーヲナグリコロシタ
ムテイコウダッタノ二
アンナニナカヨク
ミンナジョリーガダイスキダッタノニ
ニンゲンハオソロシイイキモノ
ナニヨリ
ワタシハジョリーヲミゴロシニシタ
そう、
私は彼を見殺しにしたのだ。
我が身可愛さに、
保身に走ってしまったのだ。
そんな自分が許せなかった。
女の子たちの声が近づいてきた。
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