第三話 衝撃、そして懺悔

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第三話 衝撃、そして懺悔

ジョリーは2年1組だけでなく、 全学年の生徒に大人気だった。 上級生達も皆混じってボール遊びをしたり。 ジョリーを挟む事によって 争いではなく話し合いを。 勝ち負けではなく個性を尊重する雰囲気が 自然に生まれるようになっていった。 雨の日などは、 ジョリーを5、6年生の女の子たちが タオルで綺麗に拭いてあげてから体育館に移動。 そこで年齢男女問わず皆でバスケットボールをしたり。 私はそんな光景を 少し離れたところから眺めるのが好きだった。 もし、 「地上に舞い降りた天使」がいるとしたら、ジョリーの事を言うのだろう。 そんな風に感じていた。 けれども事態は「風雲急を告げる」 文字通りそれは突然にやって来たのだ。
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