18人が本棚に入れています
本棚に追加
ーーーーー
5月5日
良い天気!引っ越し日和だな
あーだ、こーだと言いながらも一緒に暮らすことに了承してもらえた
・・・オレ、ガンバったよ。ダレカ褒メテクレ
・・・
どうにか棲めるようになった新居での初夕飯(笑)
目の前の彼女に
「ちょっと待ってて」
立ち上がり部屋を出た
隠しておいた花束を手に彼女の前に立つ
「俺の誕生日が3月3日。お前の誕生日が5月5日。
俺達の誕生日の間、4月4日に入籍しよう」
彼女は目を見開いたまま、黙って話を聞いてくれた
「誕生日を過ぎた俺は27、まだ誕生日が来てないお前は24
些細なことだけど少しでも若く結婚できるだろ」ニヤ
「俺と結婚してくれ。
一緒に幸せになろう。」
花束を彼女に渡し、そう言った俺に
何かを耐えるように口を一文字にして、瞳を潤ませた彼女は何度もこくこくと頷いた
花束ごと彼女を抱き締めた
「ありがと…忘れられない誕生日になったよ」
俺の胸に頭を預けた彼女が呟いた
・・・やべ…緊張しすぎて"おめでとう"って言うの忘れたゎ・・・
と、2度目の様になら無いプロポーズは無事終了した
最初のコメントを投稿しよう!