3.

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「うわ。セイナか?」 アーケードにある携帯ショップをでたところで、急に声をかけられた。 クニヒロだった。細見のスーツに、ネクタイを締めてた。 あたしが最後に見たのは、確か、高校の卒業式だ。 「クニヒロ?」 「変わらないな」と、笑う。 「なにしてんの?」 「仕事だよ」 「そうだけど」 「番号、変わった?」 「え?」 「ここから出て来たから」 「あ。うん」 「じゃあ、教えろよ」 「いいけど。クニヒロは?」 「俺?変わったかな?いつから連絡とってないんだっけ?」
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