プロローグ

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プロローグ

「先日抱いて頂いた魔王ですが」 俺の前に現れたその男は、とても美しくとても強いオーラを放ちながら、世界一死んだ目をして俺を見下ろしていた。 「酒場でお前が俺を抱いたと言っていたので、抱いたんだろ」 「えっと」 「どんな風に抱いたのか、俺は覚えていないのでもう一度抱いてみろ」 「ゴメンナサイ。カエッテクダサイ」 レベル1の自他共に認めるゲス野郎の俺が、レベル∞の魔王に出会った場合。 戦闘を回避できますでしょうか。 image=504929909.jpg
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