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「まずは深海の堕天使、男の人魚、マーマン!やつは人肉ではなく男の精なる液を喰らうホモ! 沈む船の中、男だけを捉え寝床に監禁するホモ! ガチムチは嫌いな美少年好きよ」
めっちゃ詳しい説明に、俺のガラスの心は砕けそうだった。
「次に、森のたたり神と恐れられる、蜘蛛男、名前はまだ未定! 森の奥で浚った男と番、色んな人外生物を生み出してるらしいわ。人外攻め好きの特殊性癖よ」
「……あー、いいよ。もういい。魔王の周りには魔王みたいなホモが集まるって理解できたから、もういい」
「あと二人、聞いておかなくて良い?」
ガチムチレイニンちゃんの言葉に、砕け切った俺の心は、聞くことすら拒絶していた。
「いい。そんな四天王が魔王を護衛するって聞いてまじ泣きそう」
「そうなのよね。当日はその四天王のガードもしなくちゃいけないし、女性禁止の結婚式らしいし、私も女体化禁止ですって!」
は?
結婚式のメインって可愛いドレスを着た女性じゃねえのか!
「因みに貴方には黒のボンテージと鞭を持ってほしいらしいんだけど」
「あほか」
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