結婚式してみようかな。

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どんだけ本格的なんだよ。 「今の子どもは、魔王が風邪引くかもって心配してタオルケットを持って来てくれてたんですけど」 子どもの頭をポンポン叩くと、固まっていた子どもは父親の元へ走って行った。 「……あの子どもが数年後に、あんたの好みのガチムチイケメンになった時、どうするんだ」 「問題ない。俺は強引、無理矢理も得意だし好きだ」 人として最低だ、と思ったがこいつは魔族だった。 魔族ならまあセーフ、なのか? 「無理矢理、勇者にはしなかったくせに」 「お前、さっきから生意気だな。今此処で、他のやつらが居る前で襲ってやろうか」 むくりと起き上がった魔王は、どこか眠たそうだった。 「ここは邪気がないというか、空気がまずい。そのせいか油断すると眠くなる」 「ふーん。じゃあ一回自分の城にでも戻って寝ればいいのに」 その方が俺も、国の皆も安心できるのに。 そう思っていた内心を魔王は全く気付くことなく、自分の隣をポンポン叩く。 「来い、膝枕しろ」
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