ゾロという名の猫

11/11
前へ
/11ページ
次へ
「僕は、バカだったよ」  もう一度、呟くように言った。その時、予想もしなかったことが起きる。  目から涙が溢れ出していたのだ。 「ごめんなさい……」  そんな言葉を吐きながら、僕は涙を流していた。そして次の瞬間、さらにみっともないことが起きる。  僕は耐えきれなくなり、泣きながら地面に崩れ落ちていた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加