プロローグ

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しかしながら、各国の国民はあまり興味を持たない。 王家と軍隊、国民とは大きな隔たりが存在しているからだ。国民が反旗(ストライキ)を起こさせないために情報は最小限に抑え、興味を持たせないようにした。その甲斐あってか、女神の鉄槌・グングニールの名を聞いても無反応である。一部の情報屋たちが、お金のために躍起になって情報をかき集め、貢献するのみ。 だからその威力も、形状も、選ばれし者以外は知るよしもない。それが本来、どんな存在であるかさえ……。 これは、興味を持たない薬師の青年が、女神の鉄槌・グングニールの選ばれし者に選ばれてしまう物語。 出逢うことにより、聞いていた話とは違う真実が明かされる。 女神の鉄槌・グングニールの存在理由とは……。
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