想いを伝えて

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お昼になり、薫と梨花は外に出て昼食を取った後、前に一緒に買い物をしたモールへ足を運んだ。 「何か買い物でもあるの?」 薫が尋ねると、梨花は自信ありげに笑う。 「そうです。今日は梨花プロデュースで卯月さんを変身させちゃいます。」 「えっ?!」 「早速行きますよ!!」 梨花は薫の手を引いて、少し落ち着いた大人っぽい洋服の並ぶショップに入った。 「えぇっと…どういう事?」 「そのまんまです。卯月さん自身の知らない卯月さんに変身しましょう!!今日は梨花に任せて下さい。」 「ハ、ハイ…。」 (わけがわからないんだけど…。) 梨花の気迫に押されて、薫はわけもわからずうなずいた。
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