責任

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しばらく黙々と洗っていると、海斗くんがふっと顔をあげた。 「俺、またいつでもボディーガードするからな」 「うん」 「あ、サプライズにも協力するよ」 そう言いながらやさしく微笑んでいる海斗くんを見ながら思い出す。 そういえば俊ちゃんの誕生日にも、往復四時間も掛けて迎えに来てくれたんだった。 「あのときも、本当にありがとう」 あれはいくら何でも頼りすぎだよね。 「俺、俊哉さんの隣で笑ってる陽菜ちゃんも、俊哉さんのことを想ってる陽菜ちゃんも凄く好きなんだ。 ……相手が俊哉さんだから、今の陽菜ちゃんがいるんだよな」
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