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海斗くんはずっと寝ていたのかな。
はぁー。
また翔ちゃんにからかわれるんだろうなと思うと溜め息が漏れる。
「陽菜、おはよう」
その声と同時に、後ろから俊ちゃんに抱き締められた。
「おはよう、俊ちゃん。……あったかい」
胸の前へ回された腕に手を添える。
「陽菜、こっち向いて」
顔だけ振り向くと、ちゅっと触れるだけのキスをする。
「もう一回して?」
そう言って、今度は身体ごと振り向いて深いキスを受けた。
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