責任

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海斗くんは目を真ん丸にしながら俊ちゃんとあたしを交互に見てくるから、頬が一気に熱くなって顔を伏せる。 「おかげで俺は興奮して寝れなくなった」 「おまえが寝たふりしてるからだろ?」 「だとしても、普通ヤんねぇよな?」 「いや、俺には何とも……」 海斗くんは所在なさげに瞳を揺らしているけれど、翔ちゃんと俊ちゃんに挟まれたら困ってしまうよね。 「おまえら早く帰れよ」 俊ちゃんは翔ちゃんの楽しそうな顔をちらりと見て溜め息混じりにそう呟く。
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