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「追い出すのかよ?」
「当たり前だろ? 泊めてやっただけでも有り難いと思え」
俊ちゃんと翔ちゃんの会話を聞きながら、食べ終えた食器を片付けて洗い始めた。
そしたら後ろから海斗くんもついて来て。
「俺も手伝うよ」
隣に並ぶと洗剤を付けた食器の泡を流し始める。
「ありがとう」
しばらくは黙々と洗っていたけれど、その沈黙を破るように海斗くんが口を開いた。
「陽菜ちゃん大丈夫?」
「え、何が?」
「元気ないみたいだから」
あたし、普通にしていたつもりなのに、何でわかるの!?
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