好き

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こいつは確か、裏の門の門番のはずだ。 「裏の門はどうした?」 嫌な、予感がする。 男は漆間和馬の低い声に怯えながらも話し出す。 「き、今日は別の門番が来るので、もう上がっていいと……雅様が……」 別の門番……? そんな話は、聞いていない。 ――クソッ!!! 和馬は男を突き飛ばすと、一目散に裏の門へと走った。
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