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神がエバの身体から抜けると、エバも倒れ呼吸は止まっていた。
このまま、生き返らせては神となってしまう二人を神は楽園より追放し別の物とする事に決めた。
アダムとイブが目を覚ますと、そこは楽園ではなく地上であった。
神がアダムに言う
『アダムよ、今日からお前は【男】となるのだ。食べ物を取るためには危険な目にも合おう、獣にも襲われよう。それがお前の贖罪だ。』
神がエバに言う
『エバよ、今日からお前は【女】となるのだ、子を産まねばならぬ、その時お前は想像を超える痛みが襲うだろう。それがお前の贖罪だ。』
『蛇に騙されたとは言え、【知識の実】を食べたお前たちを楽園に住ませる訳にはいかない。お前たちは【男】と【女】になったが、【愛】があればこれからの苦難も乗り越えられるであろう。』
・・・・・・
これが人間が地上に誕生した日となった。
そして、二人は人間としては長く900年生きた。
その間に多くの子をもうけたと言う。
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