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【アダム】
私が神に造られてから数百年が経過した。
食べる、寝る、歩く、食べる、寝る…
孤独な無限の連鎖
『私は何のために生きているのか?』
私は神に問うことにした。
「神よ、私は何のために作られた?」
私の中で神は答えた
『アダム、お前は私の分身、どう生きるのかを見たいがため。』
「私には何もない!あなたの大切なものを私に与えて欲しい!」
『ならば【愛】の心を与えよう。』
「【愛】??」
『お前は孤独ゆえに【愛】の尊さを知ることが出来よう。』
「【愛】とは何だ?」
『起きた時に解る、今は眠るがよい……』
神の声が遠ざかり、私は意識を失った。
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