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「タケルー? 行けるー?
白鳥さん、迎えに来てくれたわよー?」
「あ・・・ああ、すぐ行くけど、何か用意するもんはぁ?」
「特にないわ、
向こうの道場にお邪魔するから、その時用の服装ぐらいかしらねぇ?」
「いま、拳法着ぐらいしかないけど・・・。」
「ミスマッチねぇ、ま、でもそれでいいと思うわ、
他に誰か来るわけじゃないし、
じゃあ私、下で白鳥さんにお茶出してくるから。」
「りょーかい、すぐ行く!」
タケルも白鳥亮には会ったことは何回かある。
中学の時は道場にもお邪魔した。
その時、白鳥は高校生だったが、既に無類の強さを発揮していた。
当然、タケルも何度か手合わせしたことがあるが、
それこそ子供扱いされていて、全く相手にならなかった。
今ならどうだろうか・・・。
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