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階段を下まで降りきったタケルは、
思わず姉の顔を見る。
「何よ?」
ようやく、タケルも笑いがこみ上げてきた。
再び白鳥に向かって話しかける。
「まだ姉貴には勝てねぇっすか?」
「・・・無理!
オレも後輩やら、お偉いさんの目があるところでやりたくないから、
滅多に打ち合う機会はないけど・・・
何度やってもダメだ!」
「人を化け物みたいに言わないで?
大体、亮、
・・・あなたはそう思い込んでるから、
いつまでたっても殻を破る事が出来ないのよ。」
一応、美香より白鳥の方が年上である。
だが、まぁ幼馴染というほどでもないが、
昔からの付き合いだ。
また白鳥も、スサに深く関わる立場であり、
公上、美香は白鳥の目上の人間になる。
とゆうわけで、スサがらみの時はともかく、普段はお互いタメ口らしい。
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