白鳥邸へ

6/13

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
  階段を下まで降りきったタケルは、 思わず姉の顔を見る。  「何よ?」 ようやく、タケルも笑いがこみ上げてきた。 再び白鳥に向かって話しかける。  「まだ姉貴には勝てねぇっすか?」  「・・・無理!  オレも後輩やら、お偉いさんの目があるところでやりたくないから、  滅多に打ち合う機会はないけど・・・  何度やってもダメだ!」  「人を化け物みたいに言わないで?  大体、亮、  ・・・あなたはそう思い込んでるから、  いつまでたっても殻を破る事が出来ないのよ。」 一応、美香より白鳥の方が年上である。 だが、まぁ幼馴染というほどでもないが、 昔からの付き合いだ。 また白鳥も、スサに深く関わる立場であり、 公上、美香は白鳥の目上の人間になる。 とゆうわけで、スサがらみの時はともかく、普段はお互いタメ口らしい。  
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加