2016年8月11日 深夜
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ベッドサイドの時計は0時を回っていた。 「…明日、ここから会社行く?」 「ん」 篠が京介を背中から抱きしめてきた。 「じゃ、朝飯作るよ。おやすみ」 「おやすみ」 自分より大きな腕の中にいるのは心地よい。心地よければよい程、じわじわと罪悪感が湧いてくる。 しかし、京介にはこの温もりが必要だった。罪悪感を心の奥に押し込めて、ベッドサイドのライトを消した。
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