1983秋

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わたしが、いつ、だれと、どこへ行こうと、あの人には無関係。なんで、口を挟まれないとならない?? で、あの人、誰?? 知らない人。見たこともない。。 なんで、ジローさんを知ってる? 納得のいかないまま、帰宅した。 杏子が帰って来た時に聞いてもらった。。 心当たりがありそうな返事をされた。 「あー、そのひと、新歓コンパの時の人かなぁ。学祭の時の人かなぁ。。。隆士さんにも、絡んできたひとかも。。」 「諒子、知らなくていい話なんだけど、聞く?」 なに、怖いわぁ、その前置き。。 「わたしが話すとなんだし。。相談してからね。」 「それとも、本人から、直接聞く?」 「どーしようっかな。。。」 え? そんなに、大変なこと? 「子供じゃないんだし、、話を聞いてから決めたら?」 「隆士さんとわたしは、ジローさんを信じてるから、いまもこうしているよ。」 「で、ホント言ってね。諒子と、うまくいくといいって、わたしは、応援してるし。」 「じゃ、また、、」
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