1983秋

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「隠すことじゃないし。 隠すつもりもなかったし。 わしとしちゃぁ、ケジメをつけとることじゃけぇ、後ろめてゃぁところは一切ないけえ、なにゅうゆわれてもかまわんよ。」 ・・・・・ そう。 そんなことが、あったのね。 いろいろ、あるよね。 いろいろな雨風や陽射しが趣を作り上げるのだから、、って、思ってみる。 まだ、頭のなかでぐるぐるしてる。 ∀∀∀∀∀∀∀ あとは、杏子が、補足してくれる。 「実はね、子どもができたとか、できてはいないとか、えらく騒いで。でもね、そもそも、その話自体が嘘だったんだけどね、、ひどいと、思うよ。身に覚えがあったのかしらね?」 身に覚えね、、、 あの人、綺麗だったし色っぽかったしね、、 「あとさ、定例コンサートで、自分は関係者だから、楽屋口から入れてくれとか、勘違い入ってるみたいに思えてね。」 「コンサートは、きちんとみてほしいから見易い席のチケット渡すしさ。楽屋に来てって時は、終わってから改めて楽屋口に案内されるでしょ?」 「ね?諒子さん??」 え?
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