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わたしは、ふんと、鼻で笑って、台所の冷凍室に氷を取りに行った。
それをグラスに入れてワインを注いで。
くぴくぴ。
棚からカマンベールも取り出してぱくつく。
「そーなん？妬いてくれてはるん？ん？」
ジローさんが、覗きこむ。
口元がほころんでる。
少し酔ってるのかな。
「嬉しいねぇ、そんなに、気にしてくれさるんは。」
は？
そんなことは、ありません。
良かったですね、ファンがいらして。
ジローさんは、わたしの手からカマンベールを取り上げて食べてる。
「おりょう、拗ねんと。」
後ろから抱き締めてくる。
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