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「そんぎゃぁなことを、いったら、寝られんよ」
って、髪をくしゃくしゃにした。
いつも、、服のことをペラペラって言う。
しばらくすると、ジローさんの寝息がスースー。で、腕がわたしに乗っかる。
ふふ。
あ、でも、動けなくなるじゃん。
すっすっと、腕から抜け出せるかな。。
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卒業旅行を兼ねてでかけた温泉地。
暖かい町だから紅葉には早いけど。
古い温泉街はよいわ。
街中を散策してみたり、
坊っちゃん団子をほおばってみたり、、
「おりょう、これと、おんなじの、まーさんに、貰ったんだって?」
うん。
「止めぇや、杏子。ジローが拗ねるて。」
隆士さんと杏子が小さい声でやりあう。
「いいんだよ、このくらい。妬かせちゃえ。」
「策士じゃね。」
月の雫もこぼれてきそうな露天温泉に浸かっていると、杏子が、
「今年やってた【マクベス】ってどんな話なの?」
恐妻家のひとが、嫁に焚き付けられて、周りのひとを倒して王さまになったけど、メンタル弱くて自滅する話。
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