1984秋

6/9
前へ
/27ページ
次へ
「やっぱり、おりょうの解釈、なんか、それ、変だよ。。」 わたしのひどく偏見に満ちたあらすじ。 「で、ジローさん、とは、その後、どーなってるの?」 え? どうって? なにも。。。変わんないけど。 その後って、春先に隣に越してからかな? 「じれったいなぁ。。。」 「応えてあげればいいのに、いつでも、どこででも。近いんだし。」 「なんで、おりょうがいいのか、なんか、分からないけどね、ジローさんの趣味も。」 「卒業したら、しばらく会えなくなるんだしさ。」 「あれで、意外とモテるからね。しっかり繋ぎ止めてないと、ね?」 わかってる。 それはね、照れくさい。 「なーに、言ってんの。」 「中学生じゃあるまいし。」 「今時の幼稚園児のほうが積極的かもね。」 「新入生、つまり、若い子がくるんだよ。」 「ガンガン押す子に負けちゃうよ?」 あーだこーだと、煽ってくる。 心配なんだろな。 露天からだと、お月さまも、綺麗だよね。 「そうだね、、」 「混浴にすれば、よかった?」 何を言うの?!?! 「じゃ、頑張って。」 ∴∵∴'∴∵∴'∴'∴∵∴∵∴∵∴∵
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加