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母『優奈ちゃんのお葬式で親戚の人が誰が由美香を引き取るか討論していたの。誰も由美香を快く引き取ろうとしていなかった。みんな押しつけあっていた。』
父『それを見かねてお父さん達が由美香を引き取ると言ったんだ。もう、6歳だったから物心ついていたけど、由美香は当時の記憶を失っていた。多分、両親を一気に亡くしたせいだと思うけど』
母『１週間は口を聞いてくれなかった。でも、ある日突然お母さんって呼んだの。何が起こったかわからなかったけどあぁ、この子は二人の事を忘れちゃったんだって思ったの。由美香が忘れちゃったんなら無理に思い出させることはないと思ってこの事については触れなかったの。この子はもう私たちの子どもだって』
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