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私は、忘れていたんだ。
本当のお母さんとお父さんの事。
お兄ちゃん達は、血が繋がっていないってこと知っていたんだ。
知らなかったのは私だけ。
だとしたら由良にぃは妹として私に好きって言ったんじゃないのかな?
益々わからなくなった。
由美香『お母さん、お父さん、話してくれてありがとう。話聞いたけどやっぱり思い出せなかった。今度、お墓に連れていってほしいんだけど』
母『そうね。今度3人で行きましょうか』
父『貴史も優奈ちゃんも喜ぶぞ。二人は由美香の事大好きだったからな』
母『由美香が産まれたとき、毎日メールで写真送ってきてたのよ。』
私は、ちゃんと愛されていたんだ。
それだけでも聞けてよかった。
それに、お母さんとお父さんも本当の娘として大事にしてくれている。
二人を悲しませることはしたくないな。
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