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母『由美香、着いたわよ』
由美香『あ、うん』
私は、お父さんとお母さんに着いていく。
父『おい、墓の前に誰かいるぞ』
母『本当?』
『もしかして、佐伯さんですか?』
お墓の前にいた人が話しかけてきた。
知り合い?
母『ええ、そうですけど』
『突然すみません。清水康子と申します』
清水?それってお父さんの名字?
父『貴史のお母様ですか?』
『ええ、そうよ。月命日にはいつもお参りに来てくださってるのよね?ありがとう』
母『いえ。』
『お葬式の時はごめんなさいね。私も、主人も足が悪くて。由美香を引き取れなくて。由美香にも悪いことしちゃったわ』
母『清水さん、由美香です』
『あんたが由美香か。大きくなったねぇ』
由美香『お祖母ちゃん?』
父『そうだよ。由美香のお祖母ちゃんだ』
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