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亜理沙『昔、由美香ちゃんと行ったとき由美香ちゃん迷子になっちゃってあの二人必死に探してたよ。』
由美香『ごめん、覚えてない』
亜理沙『あの頃は佐伯家に引き取られたばっかだったからねー』
伊月『えっ?どう言うこと?』
伊月さんは知らないのか。
由美香『覚えてないんですけど、小さい頃親が死んじゃって佐伯家に引き取られたみたいで……当時の記憶ないから私は最近その事実を知ったんですけどね』
伊月『そうだったのか。何か、俺が聞いてよかった話なのかわからないけど。あの二人はいい奴だからな』
由美香『それは、知ってる』
知ってるからこそ、悩んでる。
最近まで本当のお兄ちゃんだと思っていた兄から告白されるなんて思ってなかったから。
亜理沙『あの二人の話は終わり。せっかく水族館来たんだから楽しもう』
伊月『そうだな』
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