-1-「異世界転生 とは」

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君の名前はなんですか? 「は?なに?え、ここどこ?」 『ナニ』ですね? 「どんな名前だコラ。状況説明しなさいよ」 君の名前はなんですか? 「聞いとんのかぁ!」 君の名前はなんですか? 志水 しん 「んじゃかなぁ。志水 しん!これでええかい!」 『ちん』ですね? しん 「男性器を表す接頭語かオラ。しーんー!」 『しん』ですね? 年齢、性別はなんですか? しん 「16のイイ男!」 あなたは異世界転生されます。ご機嫌いかがですか? しん 「い、異世界転生ぃ…!?」 ジョブを決めてください。 しん 「あのぉ!まずこれは一体!?」 ジョブを決めてください。 しん 「なんじゃいジョブって!」 ジョブを決めてください。 しん 「おおん!話が通じない!候補はなに!?」 ゴン! しん 「ギィィ!頭に本角が当たるゥゥ!! …結構あるじゃない。初級、中級、上級…ジョブにランクが付いてる。なに、この光ってる文字とそうでない文字があるけど」 しんさんは、平均と比べて科学的知性と閃き能力が比較的高く、交渉能力が大幅に高いですが、信頼性と運が比較的低く、身体能力がかなり低いです。 しん 「はぁ」 これに伴い、初期に就けるジョブが決定されています。 しん 「あっそお …決めたらちゃんと説明してちょうだいよね。じゃあランダムで!」 受理されました。最適性ジョブが適用されます。 しん 「さー説明してもらおうかね!なにこの暗いながら光の粒がたゆたう空間は、綺麗だな」 これから、魔物が跋扈し、人類を脅かしている世界へと転生されます。 あなたは勇者となって、世界をお救いください。 しん 「ゆ、ゆーしゃ」 異世界に転生するにあたり、あなたは一つのみお好きなものを持ち込めます。お申し付けください。 しん 「ゆ…ゆゆゆ。勇者だって。これは億番煎じの予感 ふふ。なら僕は決まってる!この世のことなんでも書いてあるアカシックレコードを!これ最強っしょ 」 受理されました。 ゴン! しん 「んんんんんなんでも空から落としてきおってえええええ!!痛いイイイイ!!!」 しん 「…ん?本。タイトルは…」 しん 「…『Wikipedia』…」
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