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───…冒険者ギルド
しん
「さーて、パーティー登録もこれで終わったよね!」
受付
「えぇ。あなたのパーティーはジョブ上、ヒーラー二人、バッファー二人となります」
しん
「実質の役割はDPS、タンク、ヒーラーに…えっと…って感じだけど!
いやぁ、よろしく!新入りちゃん!」
アルス
「新入りは、ボクのご飯を捕ってくるんだよー。自然のオキテだねー」
リプト
「新入りはこき使っていいのでありますか!?」
しん
「そぉだよ、好きに使って!」
セノン
「良いわけあるかい!パーティーハラスメントじゃん!
なんでこんなことに…」
しん
「まぁまぁ。僕は君に期待しているんだよ、セノン。未来予測による補助、そして肝心の回復!いやー忙しくなるね!」
セノン
「ふん。役立たずがリーダーなんてね」
しん
「ムキー!!
いいのぉ?楯突いちゃって…そう、僕はリーダー…クビをね、ツーっと切っちゃうことも…?」
つつつ
セノン
「 」
ぞわわ…
アルス
「しーん。これからどうするのー?」
しん
「うむ。まずは次の街を目指そうじゃないの
そのために必要なものは二つ!お金!そしてレベル上げ!はいみなさん、冒険者カードを拝借」
アルス
「はーい」
しん
「どれどれ
アルス、Lv.4。リプト、Lv.4。僕はLv.2。うーん、全然上がってない」
セノン
「そりゃそうだよ。もっと精進するんだね」
しん
「セノンは?」
セノン
「……良い天気」
しん
「なんだい出さんかい」
ぐいぐい
セノン
「ギャーもう引っ張んなっての!ほ、ほらもう!」
ぽい
しん
「どれ
ヒャー!Lv.1!草生えるー!」
ゲラゲラ
セノン
「じゃかあしいじゃかあしい!あんただってLv.2やんけ!
R枠のジョブならすぐ上がるけど、W、ましてや崇高なる私のようなQ枠ジョブなんかそうそう上がんないの」
しん
「ふむ。せやな
次の街ってどこ?そこに行くまでにはどんだけレベル上げないとなの」
セノン
「10だね。初ワード解放されるレベルだよ」
しん
「ほん。一番苦労しなきゃならんね、チミ」
セノン
「えええーやだぁかったる」
しん
「つつつ…」
セノン
「…パーティーハラスメントだ…パーハラ…!」
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