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~始まりの街 スポナ~
しん
(あれから意識が遠退いて…目を覚ましたら、どこだここは。街の中のようだけど。なんじゃここは)
しん
(ったく、なんで急にこんなことに!僕は…
…あれっ?思い出せない。あの謎空間にいた前は僕、なにをしてたんだっけ…忘れた。もしかして忘れさせられたん?ムキー)
しん
「……」
ぺら…
しん
「…僕に残されたのはこの本…Wikipediaだけ、かぁ」
しん
(…変な本。300頁も無さそうなのに、これに載れる以上の記事が記載されてる。どういう仕組みなんだ…しかも記事の最後には更新日まで…もしかしてこれ、Wikipediaと常に共有されてんのかな)
しん
「…ともかく、今後のために衣食住を取り揃えねば
へーい、そこのお嬢ちゃん」
お嬢ちゃん
「は、はい?」
しん
「あのー、僕はこの街初めて来るんだけどさ。どこかオススメのところある?」
お嬢ちゃん
「はぁ…ここはご覧の通り、のどかな街です。これといった物も…あぁ。あなたが冒険者を志すなら、冒険者ギルドがありますね。小さな支部ですけど」
しん
「おっ、きっとそこだ
あんがとね、お嬢ちゃん。君はきっと良いお嫁さんになるよ」
お嬢ちゃん
「え、そ、そうです?いやー照れますね///
ふふ、行くのならそこまでご案内しますよ。ちょうどそちらに用があるので」
しん
「ありがたーい」
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