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しん
「どういうことなんだ…?」
セノン
「聞いたことがある
将来有望な冒険者は本部が囲って軍隊に回してるとかなんとか」
しん
「なんでそんなことを?」
セノン
「私利私欲のためっしょ、どーせ。ハゲが考える事なんてそんなもんだよ
それに、このパーティーには私がいるかんね。Q枠ジョブを野放しにしておきたくないんでしょ」
しん
「…こんなんじゃ魔王倒しにいける人がみんな統制下になっちゃうよ」
セノン
「ふん、どぉでもいいよもう
今から洗脳されるんだ…なにもかも、すっかり忘れて機械のようになっちゃうんだよ。あーやだー…」
しん
「…はぁ
逃げないと…」
リプト
「そうですな!逃げましょうぞ!ドアをガチャガチャすればきっと開きます!窓を破ってもいいですな!」
セノン
「無理だよ。ここは頑丈な建築なんだから」
リプト
「でもそれじゃあ逃げられないですぞ!?」
セノン
「だーかーら!逃げられないように頑丈な建築にしてあるんでしょ!バカなの!?」
リプト
「うっ
ば…バカ…ですかな…やっぱり…」
セノン
「そぉだよ、君はねぇ!」
しん
「じゃかあしい!!!」
セノン
「うぉっびっくり」
びくっ
しん
「喧嘩すんなら僕が相手になるぞコラ。うちのパーティーで下らん喧嘩は御法度だ」
セノン
「なっ、なな、なんだよぉ!いきなり怒鳴んなよぉ、お前もバカだっ、バカ!私だって怖いんだっつーの…!」///
うるうる
しん
「…ったく。怖いからって当たり散らすんじゃないよ
てか…アルス?」
アルス
「ハー…ハァ…」
ぶるぶる…
しん
「風邪?大丈夫…?」
アルス
「か、壁がね…天井が…迫ってきそうで、こ、怖いなーって…土も無い…植物も、空も無い…き、気持ち悪いよぉ…」
しん
「…今までの環境と違いすぎてか
うーん。よくない。よくないよねぇ…」
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