-11-「面談 とは」

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アルス 「でもねー、ボクのこと、みんな怖がってたり、嫌ってたりしたんだー」 しん 「なんで」 アルス 「あの目はねー、『お前は違う』って目だったねー たくさん殴られたよー、たくさん蹴られたよー。同じ冒険者を名乗るなー!って、お家も何回も壊されちゃったねー」 しん 「なに。…スポナ。やはり冒険者の質が低いな …それで、独り身だったんだ」 アルス 「うん」 しん 「なのに、なんで僕のとこには来たのさ。そこが謎だなぁ」 アルス 「しんの目はそんなんじゃなかったからだよー」 しん 「へぇ。目でなにか分かるの」 アルス 「目と身体の動きでぜーんぶ分かるのー。それがお外だよー しんはねー。『この子はやってくれそうだ』って目だったのー。だから入ったんだよー」 しん 「へ。そんだけで?」 アルス 「そんだけだよー」 しん 「…余計に不可解だなぁ。そんな弾圧されてたんだから、パーティー組むのなんて絶対イヤだったはずだよね」 アルス  「イヤだったよー」 しん 「そんな君がパーティー入るなんて、すんごい理由がありそうなもんなんだけどな。ただ、そんな理由で…ふーむ。謎は深まるばかりだ」 アルス 「謎じゃなくてー …まぁいいや。面談おわりー?ねーるー」/// すやすや しん 「ん、うん。おやすみ、ありがと」
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